ここほれワイヤー

針金を用いたダウジングを紹介する新聞記事に影響されたジャイアンは、早速空き地にみんなを集めてダウジングを披露します。けれどものび太が埋めた百円玉は見つけられませんでした。

なけなしのお金だったのに、のび太は自分でも百円玉をどこに埋めたのか、わからなくなってしまいました。そこでドラミちゃんが使ったひみつ道具が“ここほれワイヤー”です。

機能と効果

ひみつ道具のここほれワイヤーは、地中に埋まっている特別な物を探り当てる針金です。おとぎ話『花咲かじじい』で「ここ掘れワンワン」と吠えて宝物のありかを教えたイヌと、ダウジングを元にしています。

脚下になにか特別な物があると、この針金が「ピョコ」っと反応して動き出し、埋まっている物と矢印の形に変形して、掘るべき地点を指し示してくれます。

探査する地中の深さは、ここほれワイヤーをこすって調整します。ゴシゴシとこすればこするほど、探査対象が深くなります。あまりこすり過ぎると探査対象が対蹠地(たいせきち)すなわち地球の裏側まで達してしまうので加減が必要です。

有用性: ★★☆☆☆

『花咲かじじい』では、イヌが「ここ掘れワンワン」と吠えた場所をおじいさんが掘ってみたところ、大判小判がざくざく出てきました。ここほれワイヤーも、やっぱり埋もれた財宝が狙い目です。

宝探しを生業としているトレジャーハンターは現実にいます。海外ではトレジャーハンターが何億円もの財宝を探り当てることも珍しくありません。近年では、ナチスドイツの隠し財宝を搭載した軍用列車をトレジャーハンターが発見しました(1)

ここほれワイヤーがあれば、彼らのような一攫千金も夢ではないかもしれません。また、そういった直接的な金銭価値のある金銀財宝でなくとも、遺跡や遺物は人類の歴史を知れる宝です。

「太陽の船」はクフ王のピラミッドのすぐそばから発見されました。失われた歴史が埋まっているのは秘境ばかりとは限らないのだから、考古学者でなくともここほれワイヤーで遺跡を発見する可能性はあるでしょう。

ただしここほれワイヤーでなにかを発見しても、そこからが前途多難です。発掘権や所有権を取得しなければならないし、掘り起こすにも大変な労力がかかります。

結局、トレジャーハンターや考古学者などの本職でなければ、ここほれワイヤーを手に取っても十分には活かせないでしょう。

(1)ナチスドイツの金塊を満載した軍用列車、ポーランドで70年ぶりに発見 - BusinessNewsline

危険性: ★☆☆☆☆

ここほれワイヤーは、探知した対象物の輪郭線を針金で形作って教えてくれます。しかし所詮は輪郭線。詳細は掘り起こしてみるまでわかりません。埋まっていた物が予想とは違っていて、苦労が水の泡となる可能性があります。

悪用度: ★☆☆☆☆

他人の所有地を無断で掘るのは犯罪です。ここほれワイヤー自体で害悪を直接及ぼさせる使い方はないでしょう。

秘匿性: ★★★☆☆

ひとりでに図を形作る針金はいわばオーパーツだけれど、なんとなく手品っぽくも見えます。人に目撃されても意外とごまかしが利きそうです。

平常時のここほれワイヤーの見た目はなんの変哲もない針金ですし、秘匿性はまずまずです。

革命度: ★★★☆☆

地球には空洞があって、そこにもう一つの世界が広がっているという「地球空洞説」がまことしやかに語られています。

もちろんあくまでオカルトですが、もしかしたらここほれワイヤーで地底世界を発見するかもしません。信じるか信じないかはあなた次第です。

ムー 2018年 01 月号 [雑誌]
タイプ:
雑誌
発売元:
学研プラス
評価:
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まとめ

ここほれワイヤーは冒険の予感をさせる夢のあるひみつ道具です。財宝に遺跡にと、現実に夢を追える行動力のある人にとっては人生を変えるほどの大きな価値が見いだせるでしょう。

個人的にはそういった冒険欲はそこまで湧きません。というわけで、もしもひみつ道具を一つもらえるなら、ここほれワイヤーの欲しい度は星1つです。

道具名称:
ここほれワイヤー
原作初出:
コミックス第5巻「地底の国探険」
カテゴリ:
「こ」から始まるもの / おとぎ話 / コミックス第5巻 / ドラミ / 地中 / 探索
公開日:
2015年09月16日
更新日:
2017年11月15日

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