スペアポケット

なにやら洗濯物を干しているドラえもん。のび太がよく見てみると、それは“四次元ポケット”でした。なにかあったときにひみつ道具を出してもらえないと困る、と文句をつけるのび太は相変わらず自分勝手です。

ドラえもんはというと、スペアがあるから大丈夫だと気にもとめません。そう、四次元ポケットには、スペアとなる“スペアポケット”があったのです。

機能と効果

ひみつ道具のスペアポケットは、ドラえもんの四次元ポケットのスペア(予備)です。二つは同じ四次元空間につながっているので、四次元ポケットに入っている物をスペアポケットから取り出せます。

有用性: ★☆☆☆☆

スペアポケットが「もしもドラえもんのひみつ道具を一つだけもらえるとしたら」で人気の答えなのは、これ一つでほかのすべてのひみつ道具が手に入れられると思われているからです。

まずおさらいすると、四次元ポケットはひみつ道具の一つなので、「ひみつ道具を一つだけ」という条件でもらった場合は、残念ながら中身は空っぽです。それならスペアポケットをもらえばいい、というわけです。

ここで考えなければならないポイントは、「四次元ポケットとスペアポケットのリンクは時間を超えるのか?」ということ。ドラえもんはスペアポケットを渡してくれた後は当然未来へ帰りますから、リンクが切れてしまうのなら意味がありません。

この問題の手掛かりは、ドラえもんが「修理中」などの理由で特定のひみつ道具を持ってないときがある点です。

もしも四次元ポケットやスペアポケットが時間を超えられるのなら、一瞬でも中に入れた物はいついかなるときでも取り出せるはずです。壊れる前の時間から取り出せばいいのだから、ひみつ道具を修理する必要すらありません。

つまり四次元ポケットやスペアポケットは時間を超えられないのです。よって時間を超えてリンクすることもないということになります。ドラえもんが“タイムマシン”の時空間に入った瞬間に、リンクは切れると考えるのが妥当です。

また、リンクが復活したときの整合性を取るために、リンクが切れているあいだのスペアポケットは、四次元に一切つながらないただのポケットになるでしょう。

ほかのひみつ道具を手に入れることができないばかりか、四次元空間に収納するポケットとしても使えないとなると、有用性はほぼ皆無です。

危険性: ★★★☆☆

スペアポケットに手を入れた状態でリンクが切れると、腕を四次元ポケットに持っていかれてしまうかもしれません。その場合、腕を失うだけではなく、失血死する恐れがあります。

悪用度: ★☆☆☆☆

スペアポケットをくれたドラえもんがタイムマシンの時空間に入るまでには、わずかばかりの猶予があります。四次元ポケットへのリンクが生きているその間に、ドラえもんのひみつ道具を盗み取る悪用が考えられます。

しかし、スペアポケットが初登場したエピソード「四次元ポケットにスペアがあったのだ」(コミックス第25巻収録)には、スペアポケットから物を取り出すと、その感触が四次元ポケットを介してドラえもんへ伝わる様子が描かれています。

ドラえもん (25) (てんとう虫コミックス)
タイプ:
コミック
著者:
藤子・F・不二雄
発売元:
小学館
評価:
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スペアポケットを渡したすぐ後に感触が伝われば、勝手にひみつ道具を抜き取ったことがバレバレです。だから手始めにロボットを機能停止させられるひみつ道具を盗んで、ドラえもんを無力化させる必要があるでしょう。

このようなドラえもんを直接裏切る使い方は『ドラえもん』ファンにあるまじき考えです。「もしもひみつ道具を一つだけもらえたら」の意図とも異なります。よって当ブログでは、この方法でひみつ道具をすべて手に入れることは無効とします。

秘匿性: ★★★★★

ドラえもんと同じ時間にいないあいだのスペアポケットは、ただのポケットです。隠す必要すらありません。

革命度: ★☆☆☆☆

四次元空間にアクセスできないのでは、なにも成し遂げられません。

まとめ

「もしもひみつ道具を一つだけもらえたら」を妄想するならば、すべてのひみつ道具を手に入れる方法を考えるのではなく、一つに厳選してそこから夢を広げたい。

それに四次元ポケットへのリンクが切れているスペアポケットをもらっても宝の持ち腐れです。というわけで、スペアポケットの欲しい度は星0つです。

道具名称:
スペアポケット
原作初出:
コミックス第25巻「四次元ポケットにスペアがあったのだ」
カテゴリ:
「す」から始まるもの / コミックス第25巻 / 人気 / 四次元 / 定番
公開日:
2015年08月14日
更新日:
2017年04月03日

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